2級建築士で扱う静定構造物の力学の講義。今回は、応力について。
3つのつり合い条件式を使って計算するのだが、間違った箇所を後から追えるように、その計算過程をしっかり記述する!と、口角泡を飛ばしながら…って、コロナ対策でマスクして喋るので、泡は飛びませんけどね 笑 指導したことが、同じ講義を聞いた他者との比較で、どれだけの違いがあるのかを自覚させるために、2人同時に前に出てもらい、左右に分かれて計算させている。
その場で同じ内容を聴講しているにも関わらず、左と右の受講生が記述した計算過程で、これだけの違いが出る。面倒だから端折るとか、性格の問題とか、そういうことではなく、意識の問題なんだと思う。如何にそのポイントについて意識させるか?それは講師の務めであり、義務である。
本人に直接、こうして、あぁして…と喋ったところで、それを理解できないでいる受講生が実に多いこと。そういう受講生に限って、中々うまく伝わらないのである。伝わらないから、できないでいるのだろうけど。
そこで考えた末の対策として、きちんと出来ている受講生と、喋ってもそれを実践できていない受講生を、左右同時に黒板で問題を解かせることにした(上の画像)
一目瞭然!
これが、大いに効果あり!!理解できていない本人も、教室全員の前でそのことを否応なしに意識せざるを得ない状況に立たせられる。そうやっても、出来ない受講生もいることは確かで。そういう場合は、最後教室に居残りさせて…
虎の穴!
での猛特訓が、待っているのである…汗
いよいよ来年から、本講座がスタートする。それまで約一カ月もの時間が空くので、自宅学習の推進も同時に行って今回の講座を終えた。