講義準備

令和3年度の二級建築士学科講座が、いよいよ今週末から始まる。
講座ガイダンス及び、1回目の講義は担当学科の構造なので、その準備の最中。

応力図(断面力図)がここ近年、連続で出題されていることを鑑み、3年ほど前から応力図に力を入れて教えるようにしている。本来であれば、応力計算と同時に応力図も教えるようにすれば、理解力も深まる筈なのだが、基本、合格するための講座なので、出題率が低い問題は後回しにされ勝ちなワケで

しかしここ3年程、連続で静定構造物の応力図が出題されていることもあって、計算とセットで講義している。静定ラーメンの問題のみだが、単純ばりの基本的な応力図はすでに去年の力学講座で、指導済み。本講座からは、過去問から静定ラーメンのM図とQ図を教えていく。

その甲斐あって、前年度本試験の応力図問題は、学院で正答率ダントツのトップだった!

静定構造物の応力

今週末の講義に向けて、その準備。
前回は、反力計算。本試験で反力計算のみの出題は、4、5年前から無くなり、応力を解く過程での反力計算という扱いに代わってきている。今回は、単純ばりと単純ばり系ラーメン(いずれも静定構造物)の応力計算についての学習。

講義準備(応力計算)

近年、曲げモーメント図が出題されるようになったこともあり、今年からは、断面力図も同時に理解できるような講義内容で準備を整えてみた。と同時に、前回講義の復習として反力計算ミニテストも準備しておく。

来年7月の2級建築士本試験に向けて、構造の予備講義は先週から始まっているが、この年末年始の長期休暇が取れる時期に、自宅学習をどれだけ頑張れたかで、その差は大きく開くと考えている。力学は先手必勝!苦手だからと後回しにしていると、最後に痛い目に合う。そういう受講生を沢山見てきているので、そうならないように、短期(開講まで)、中期(模擬試験1まで)、長期(本試験まで)と、スケジュールを立てさせて、計画的に学習するような指導にも努めるようにしている。

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