学科(構造)の通常講義はすべて消化した。
製図試験に向けての講義が、すでに3か月ほど前から始まっている。
製図は3回まで受験できるが、3回目で合格できなければ、また振り出しに戻り、学科試験から受け直さないといけなくなる。なので、相当覚悟を決めて講義に臨まなければならない。とは言え、1級の試験とはまた違った性質なので、余りギスギスするのもどうかと思い、根を詰めず、締めるところは締めるといった、ある程度の節度を保ち、講義をすすめるようにしている。
今年の製図課題は、まだ発表になってはいないが、恐らく3年に一度の頻度で出されるRC造と予想される。去年は木造2階建てだったこともあり、今年は作図要領が変わる。そのことを前提に作図を続けてきている。作図は皆、これまでしっかりと続けてきた成果もあり、休まずに講義を受けてきた受講生は、まずは設定時間内に合格レベルの図面を仕上げられるようになってきた。あとは、精度を上げる練習にシフトする。
それで、今回のテーマは、プランニング強化。
1)練習課題の接道条件を変えて、オリジナルプランの作成
2)宿題課題も同様、オリジナルプラン作成から作図まで
あとは、今年カド番(製図受験3回目)の受講生への対応をどうするか?何とか今年合格させたい。どこが不足しているのかを見極めて指導しないとイケナイことは重々承知だが、本来的にはいつも通りに試験に臨めば、合格できるレベルであるハズなのに…本番でしくじる。本番では何が起こるか分からない。そういう不測の事態を、講義で疑似的につくって望ませるとか??う~ん、ソコが一番の悩みどころである。
次回講義で本人からヒアリングをし、何か作戦を練ってみようかな。