03apr1992(wed)晴れ

日中は、Tシャツで充分な陽気。

ここ昆明(雲南省)では、町の至る所でカラフルな民族衣装を着た、少数民族を見ることができる。少数民族が多数混在する地域でもある。

その少数民族のサニ族、らしきオネーさんたち
というのも、漢民族が民族衣装を着て、何かやらかしてることも暫しあるらしい。その当時は、外国人が持てる外人貨幣と、人民紙幣との間にレート差があって、高値で闇換金してくれたのだ。

ホテルを出る度に、玄関前で待ち受ける民族衣装を着たオネーさん達に、外国人と見るな否やチェンジマネ~?と、必ず声を掛けられる。割と換金率が良いし、銀行に行っても額面は同じなので、当然換金なんてものは存在しないから、そのオネーさん達から毎度、人民紙幣に換金してもらい額を増やすというのはいつものこと(汗)※闇換金だから、公安(警察)に見つかるとタダでは済まされない。

民族衣装に施したように、カラフルな刺繍の財布やらポーチやらを土産物として、様々なものをついでに押し付けてくるのは、彼女らの常套手段。その度に断るが、闇換金の常連ともなると顔見知りになり、彼女たちのニコニコ顔そのうちニタニタ顔に変わる。そのしつこさに断り切れず、結局買う羽目になるんだけどね(汗)

次回につづく

投稿者

saruwatari

猿渡 浩孝
建築デザイナー(一級建築士)

1964年大阪府にて出生。
設計事務所に勤めながら独学で建築を学ぶ。建築をもっと知りたいとの思いで1992年、スケッチブックを片手に半年かけて世界旅行に出かける。
結婚を機に、岩手に移住。岩手弁にもそこそこ慣れたが、やっぱり地元大阪の関西弁をこよなく愛す。ウルトラ系のトレイルランニングレースに出るため、ランニングと水泳、時々筋トレで日々鍛錬に励む。