中国研修旅行記・旅の行程

メインは福建省にある客家土楼巡りにあり、ツアーでなく完全オリジナルぶっつけ本番旅なので(汗)それなりの工程を組む。全工程13日間で、東京〜上海の往復チケットのみ日本で手配し、中国国内の移動、食事、宿泊等の手配含め全て現地調達で向かった。ドキドキワクワク感満載な予感しかしない。

中国研修旅行記・周荘

2008年、当時の事務所スタッフに中国にでも行く?
良いですねぇ!
んで、どこが良いかなぁ?

ということで、2008年当時の事務所研修旅行をまとめてみたい。

中国には沢山の見どころがあって、個人旅行で何度か行った経験があるが、その中でも雲南省にある「客家土楼」は是非ともみてみたい土着建築だった。しかしながら40年近くも前の当時では、僻地にあるということくらいしか情報がなく、個人旅行で行くにはハードルが高すぎたし、そもそも未開放地区に指定されていたはず。学術調査等の理由でしか許可が出なかったのではないだろうか?

土楼の写真をスタッフに見せるや否や..
 ちょっと、行ってみたいです!
行く気満々..汗

そういう理由で個人旅行時には断念した土楼だが、事務所研修旅行当時の2008年には、多少なりとも情報が出回っていた。それでも今のようにネットでの情報は少なく、旅の参考になったのは、このガイドブックだった。

土楼が建つ場所の情報はあっても、そこへ行く手段が具体的に書かれていないので、ある程度の交通手段を把握し、あとは現地にて手探りぶっつけ本番の旅となった!

中大規模木造設計育成研修 その1

中大規模木造建築設計技術者等育成講座 木造建築設計研修会と題し、10月18日に、建築家の内藤廣さんの講座が行われた。コロナ禍のため、zoomでのリモート講座を受講した。木構造に関するこの講座は以前から受けていて、法定講座とは異なり中々良いので、毎年受講することにしている。特に今回は、内藤さんの講座ということも有り、案内が届いた直後に速攻で申し込んだ。

で、1回目の講座に続き、2回目の今回は現地研修ということで、内藤さんが設計した『高田松原津波復興祈念公園』の見学会(木造ではないけれど…)

ついでに、周辺に建てられた著名建築家による建物も、研修開始時間よりも早めに現地に行き、個人的に見学してきた。
・交流施設ほんまるの家(前、東京ガスパビリオン)
  設計:伊東豊雄建築設計事務所
・みんなの家
  設計:伊東豊雄建築設計事務所、乾久美子建築設計事務所、平田晃久建築設計事務所、藤本壮介建築設計事務所
・陸前高田市立博物館
  設計:内藤廣建築設計事務所
・まちの縁側
  設計:隈研吾建築都市設計事務所

…とまぁ、刷新された街全体が、ある意味、建築家の作品展示場となっていた💦 高田松原建築博覧会2022とでも言っておこうか…

世界一周の旅(西双版納4日目)

10apr1992(fri)晴れ

朝6時起床。

メコン川の河原まで散歩に行く。朝もやに包まれ、昇りはじめた太陽にキラキラ輝くメコン川がとても美しかった。

昨日カゼをひいたのか熱があったので、今日はゆっくり過ごすことにし、まずは今後の予定を立ててみる。明後日行われる、水かけ祭りを見物した後、昆明に戻りそこを拠点として、大理、麗江、石林を周るという予定が、今回の中国での日程を最大限引き延ばした内容だ。

中国での予想もつかない日程の浪費で、インドへ陸路での国境越えは、その後のヨーロッパ、アメリカの滞在に加え、日本へ帰国する日を逆算して考えると、日数的にかなり難しい状況に陥ってしまったのだ。残念だが、中国北方地域は又の機会に委ねることとし、中国での観光Visaがそろそろ切れそうだったので、更新に公安(警察署)に行く。

確か延長は2週間までで、それ以上の滞在は、いったん中国を出て、国外で再度Visa申請しなければならなかったと記憶する。他の国を周るスケジュールを考えると、帰国日までの余裕がないので、ギリギリ2週間の延長を申請。延長申請料25元。人民幣(RMP)を出すが、FECでしか受け付けないと言われる。

兌換券(FEC=Foreign Exchange Certificate)※Wikipedia へ

つづく…

世界一周の旅(昆明~西双版納)

06apr1992(mon)晴れ

バスで、西双版納へ移動途中の甘荘村で、思いもよらぬ強制宿泊

思茅への途中の集落に建つ、不思議な建築物。

泊まった旅社で、南京虫に腹をヤラれ痒い。一旦、南京虫に食われると、かなりの日数尾を引き、しばらく跡がクッキリと残ってしまう。ちなみに、半年後の旅の終わりまでずっと跡が残った。

バスに乗り込み出発する。
未舗装路の上、ヘタったサスペンションでは振動が直接ガツン!と、お尻に響く。ガタガタ揺れる度に首がぐわんぐわん揺らされ、生きた心地がしない。早く西双版納に着け!早く西双版納に着け!と念仏のように心でとなえる。

で、やっぱり途中の村でバスが停まる。明らかに動こうとしないので、トイレ休憩ではないことくらいわかる。おぃ、おぃ、まさか

まさかの!強制宿泊って、を~ぃ!!
今度は、ニコニコ顔ではフロントが宿泊許可を出してくれない。外国人は泊まれないという。出たよ、出たよ~!あの忌まわしい外国人宿泊拒否!やめて欲しい、こんな田舎町でどうすんねん!と、中国の片田舎の中心で、

どないすんね~ん!

と、叫びたい。訴えたい。
途方に暮れかけた時、台湾観光客がたまたま居合わせ、外人が泊まれるホテルを尋ねてくれ、一緒に泊まってくれるという!地獄に仏とは、まさにこのこと!!ホッと胸をなで下ろした。

道端の道標を確認すると、ここは思茅という村らしい。
甘荘~思茅、行程約280km。ようやく明日こそは、西双版納だと思うことにして寝る。

つづく

<支出>
朝:なし
昼:麻婆豆腐、牛ネギ炒め、米飯 計5.5元 ※牛肉ネギ炒めも良く食べてる
夜:豚の耳、牛タン、水餃子、ビール 計5元
宿泊費(台湾観光客とシェア):5元/人
タバコ、ペプシコーラ 計5.5元
合計:22元(539円)

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