上野公園は一日あっても足りないくらい楽しめる。法隆寺宝物館も東京へ来ると訪れたくなる場所。というか、上野公園含め。

法隆寺宝物館(設計:谷口吉生)にも水盤はあるが、先の狭山湖畔霊園管理休憩棟の水盤とは大きな違いがある。水と建築を対比とする手法は、安藤忠雄も同じで、 法隆寺宝物館も安藤さんの手法と同じ位置付けといえるだろう。この場合、どちらかと言えば内部への関与よりも、外部において建築が水盤に映り込むといった風景としての建築への効果が大きいのかと思う。

投稿者

saruwatari

猿渡 浩孝
建築デザイナー(一級建築士)

1964年大阪府にて出生。
設計事務所に勤めながら独学で建築を学ぶ。建築をもっと知りたいとの思いで1992年、スケッチブックを片手に半年かけて世界旅行に出かける。
結婚を機に、岩手に移住。岩手弁にもそこそこ慣れたが、やっぱり地元大阪の関西弁をこよなく愛す。ウルトラ系のトレイルランニングレースに出るため、ランニングと水泳、時々筋トレで日々鍛錬に励む。