今週末(12/6)行う講義の最終準備。
2級建築士の構造力学計算問題は、基本的に静定構造物を対象とするため、基本を理解さえすれば誰でも計算できるようになる。ただし、計算そのものにとらわれてしまっていては、意味を成さない。せっかく力学を学習するわけだから、
何の為に?どのような仕組みで?
くらいのことは、2級建築士を志す者としては理解して欲しいし、それを理解できていれば実務でも多少なりとも役に立つ。さらに計算の意味について理解が深まれば、苦手意識を払拭できる!力学計算なんて朝飯前の、屁のカッパ!ってな具合で。
屁のカッパ?
って、どーゆー意味?カッパが屁をこく?ん??
って、そこかあぁ~ぃ! 汗
あ、そぅそぅ…
昨日、令和2年度の2級建築士の合格発表があったけど、今年の合格率はどうなんだろ?製図試験は例年のような、サプライズ的なヒネリとか何もなく、ごく平凡な内容だった。誰しもが最後まで図面を描き上げたんだと容易く想像できる。その中で、合格と不合格の差なんて、ビミョ~な僅差だったりすんじゃないかと。
と、思っていたが、なんと!
ランクⅠとランクⅡとの差は大きく、実はランクⅢとの差に開きがなかった。つまり、僅差で落ちた人は少なく、むしろ、2級建築士としてはあかんやろ~!と、確実に試験元からダメ出しされたということ。
ランクⅠ:53.1%、ランクⅡ:6.9%、ランクⅢ:32.6%、ランクⅣ:7.4%(ランクⅠのみ合格)
ちなみに、岩手県の合格者は59人/全国の合格者5,979人(製図受験者数11,253人)
今年の合格者のタイプを振り返ってみると、合格者は当然出席、宿題提出率ともに高いのは勿論だが、何が合否を分けたかと一言でいえば…
素直さ!
これに尽きるんじゃないだろうか。
講師の指導を素直に聞き入れない。つまり、自分の(少ない経験)フィルターを通して物事を判断してしまう。あるいは、本人としては故意ではないんだけれど的外れなことをしてる人(いわゆる、やらかす人。性格の問題も多分に含むのでそれを直すというのは難しい)いかに真っ白な状態で、講義に臨むか?物事の吸収においての素直さと、それを素直に実践する気持ち。その過程で自分のオリジナルはなるべく排除する。要は資格取得のためには、パソコンみたいな機械になり切る!…という前提が無いと、自分の考えだけでは中々取得できない国家資格といえるのではないだろうか。
何はともあれ、合格者の皆さん
おめでと~!!