中大規模木造設計育成研修 その1

中大規模木造建築設計技術者等育成講座 木造建築設計研修会と題し、10月18日に、建築家の内藤廣さんの講座が行われた。コロナ禍のため、zoomでのリモート講座を受講した。木構造に関するこの講座は以前から受けていて、法定講座とは異なり中々良いので、毎年受講することにしている。特に今回は、内藤さんの講座ということも有り、案内が届いた直後に速攻で申し込んだ。

で、1回目の講座に続き、2回目の今回は現地研修ということで、内藤さんが設計した『高田松原津波復興祈念公園』の見学会(木造ではないけれど…)

ついでに、周辺に建てられた著名建築家による建物も、研修開始時間よりも早めに現地に行き、個人的に見学してきた。
・交流施設ほんまるの家(前、東京ガスパビリオン)
  設計:伊東豊雄建築設計事務所
・みんなの家
  設計:伊東豊雄建築設計事務所、乾久美子建築設計事務所、平田晃久建築設計事務所、藤本壮介建築設計事務所
・陸前高田市立博物館
  設計:内藤廣建築設計事務所
・まちの縁側
  設計:隈研吾建築都市設計事務所

…とまぁ、刷新された街全体が、ある意味、建築家の作品展示場となっていた💦 高田松原建築博覧会2022とでも言っておこうか…

集合住宅構想その2

盛岡市内の集合住宅構想における、ファーストインスピレーション。
ストレートに延びた街路のどん詰まり、アイストップとなるような場所性を考慮し、周辺環境との一体性を求めてみる。イメージとしては、環境の一部分である場所の可視化。生活の容れ物としてリアリティーを持たざるを得ないケンチクは、ある種のエネルギーの塊ともいえる。エネルギーの塊として、それが風景に溶け込む…その相反する立場をどう表現したらよいのか?これこそがケンチク設計における醍醐味なのだと思っている。

一級建築士定期講習

またまた、この時期がやってきた…
3年毎の講習。

今回はコロナの影響でか、事前に映像視聴を各自で行ない、予め設定された指定日に終了考査を、講座主催の会場(N学院)で受けるというシステムに変わっていた。しかし、テキストをただただ棒読みしただけの講習に、受ける意味あるのか?って内容は毎回同じ。法定講習だから拒否する訳にもいかず、時間と費用の無駄以外の何物でもないことは、建築士の皆さん周知の通り。更に会場視聴で無くなった関係で、なおさら退屈で眠くなる→受ける意味あんの?という負の気持ちが募るばかり。

もっと、魅力的な内容であれば、3年毎と言わず、毎年受けたって良いんだけどなぁ…

Sハウスイメージ

自然素材で仕上げを構成することは以前書いた。

周囲を囲いとった外壁は土を使い荒々しさを表現。
中心の家屋部分は板張をイメージしてみた。

当然、メンテナンスの事も考えておかなければならないが、経年変化に馴染んでいくというか、仕上げの風合いが増し、それが建物の味になるようなことを考えてみたい。

(仮)Sハウス

極小空間の模索。
建坪を9坪前後で、トータル15〜20坪を想定し、なるべく自然なままの素材を使う。外壁は、基礎工事で掘り起こした“”とか、羽柄材の““だとか。コストを抑えつつ、手の痕跡が味になるというか、なんとなくそんなイメージ。

極小空間で考える時に、2階に上がるための階段の面積が非常に無駄なものに見えてくる。階段は造らざるを得ないが、上下移動の他に、何か別の機能を持たせられないか?その辺りも設計の勘所となる。

自然豊かな土地に、一旦建物周囲を囲い取り、その中に「人工的な自然が」入れ子状に嵌っているような。自然の中に、あえて自然を入れ子状に再現することで、何か面白い効果が生まれて来やしないかと、目論んでみたり…

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