26mar1992
昼前に宿を出て、フェリー乗り場の窓口へ行き、3等を4等に替えて欲しいと交渉するが、全然ダメ。没有!不、不~!!
夕方まで時間があるので、武漢市内を散策。黄鶴楼にて、スケッチ。
当時のスケッチ。武漢随一の名勝地とされ、中国の『江南三大名楼』のひとつ(Wikipediaより)。屋根の反りが半端ないのは、中国すべての楼閣、歴史的建造物に共通する特徴のひとつ。世界遺産登録建築物。
船内での食料、パンや即席麺等を買い乗船。出航ギリギリだったため、ベッドは上段しか残っておらず、服務員に「中国人より数倍高い料金払ってんねん、下段ベッド提供せなシバくど~」と訴えてみる。下段の人と交代交渉してくれた。が、何を思ったか服務員のおばちゃん、「おっさん、どけ!コノヤロー」的な感じですごい剣幕でまくし立て、下段を占有してたおっちゃんを蹴散らす(汗)
いや、何もそこまでせんでも…と、めちゃ恐縮しつつも上下入れ替えてもらう。が、強制交代させられたおっちゃん、当然のごとく不機嫌。周りの中国人に「なんやねんコイツ後から来たクセに!」的に訴えてる感じで、周囲の中国人もおっちゃんに同情の、イヤ~な空気が狭い室内を漂う。
うわぁ~
ちょっと、2日間も同じ10人ほどの小さな部屋で過ごさなければならないというのに、このままじゃさすがにマズイと感じ、謝ろうと思い「ごめんなさい」を、中国日常用語集で調べ、紙に「対不起」と書いて、おっちゃんに見せた…
とたんに!機嫌が良くなり「構わん、構わん、お前下段で問題ない」みたいな、まったく別人格に変身。いままでのあの不穏な空気は何やってん!という感じで、室内全員の中国人と仲良くなった。あの当時は、まだ純粋な国柄だったんだろうね。そして、仲良くなった途端に、筆談攻め!
お前日本人アルか?
名前、なんて書くアルょ?
日本の首都はどこアルね?
タバコ吸うアルね!と差し出され…
休ませてくれない(汗)
とにかく、一難去ってまた一難。