世界一周の旅(中国・西双版納)

13apr2021(mon)晴れ

民航オフィスに離陸時刻に間に合うように行くが「明日来い」と言われ、いきなり飛行機が飛ばなかったりする。中国では利用者側より利用される側の都合で社会のネジが巻かれていたりするから、思うように事が運ばないのが当たり前と思うようになってしまう。ましてや中国語を話せないとなると、余計大変。

チェックアウトしたホテルにとんぼ返りするが、空港への移動で今日一日潰れる。
貴重な1日を、まったく無駄にした日だった..

〈支出〉
朝:米飯0.5元
昼:抜き
夜:色んな料理3.3元(同室の日本人達と食事)
ビール2.5元、コーク3.4元、宿代(ドミ)10元
合計19.7元

世界一周の旅(西双版納5日目)

11apr1992(sat)晴れ

7:00起床

昨日、中国ビザの延長申請を済ませ、即日発行して貰った。
今日は少し足を伸ばし、大勐罕(ダーモンロン)へ行くことにした。

なぜそこへ行こうと思ったかは、当時の日記には記されて無かった。スケッチを見返したりネットで調べてみたりすると、景洪市郊外の墓廟(曼飛龍白塔)が有名で、漢民族がはびこる中国にあって、少数民族の集落が点在する珍しい地域ということらしく、それで興味を引いたのだろうと思う。集落を見て歩くことも、今回の旅のテーマである。

オンボロミニバスで片道60kmの道のりだが、未舗装で超悪路の連続。まともに座ってられず、体力と精神力を削られるのはいつものこと。これが普通と思えてしまうから、慣れというのは恐ろしい

集落にはこのような高床式の住居が建ち並び、独特の風景を形成する。人々は床上の空間で生活し、床下の空間は、物置や家畜の飼育場所になっている。

構造を竹で、屋根を茅で葺くこの形式が、昔ながらの住居。文字通り「竹楼」というらしいが、この当時の時点で、構造材に竹を使わなくなっている。

ホテルに戻り、近くの食堂で夕食。
ちょっと頼み過ぎた..

西双版納6日目へつづく..

出費:バス代(片道)5.7元、宿泊代10元、朝食(米線)0.5元、昼食(豚とピーマン炒め、米飯、啤酒)6元

令和3年二級建築士設計製図課題分析その3

受講生の本試験結果(復元図)は、以下の2通りに分かれた。
1)北側隣地境界(GL+500)を基準にFL設定(1FL+500)
2)南側前面道路(GL±0)を基準にFL設定(普段の学習通りの断面)
※プランについては単純な要求だったので、プランでランク2以下の受講生はいなかった。

以上から断面、つまり軒高9m、最高の高さ10mの指定について、斜面に対し、どのように対処すべきかを判断できた受験生が、一歩合格に近づいた(上記後者)と言えるのではないだろうか。まぁ事はそう単純なものでは無いが、試験の解答という意味においては、グレーゾーンは無いと考えて良い。

そもそも南側前面道路に駐車スペース2台、駐輪スペース、更に住宅と診療所用のアプローチとスロープを建物を計画した残りの前面道路部分の空地に設けると、それ以外の要素を取るスペースがない。結果的に、1階床高全てをGL+500(北側隣地レベル)に設定してしまうと、診療所用のスロープ(1/15)は取れない。計算すると、500×15=7,500mm。7.5mものスロープは物理的に、絶対取れない筈。

ここで、診療所FLをGL+500にすることは計画に矛盾が生じることになる。その事をエスキス時に気付けたか否かで、明暗が分かれることになる。いや、殆どの受講生は気付いていた筈である。しかし、試験の制限時間内でどう対応したら良いのか分からなくなってしまった。時間ばかりが悪戯に過ぎていき、とにかく図面を仕上げるのが先決で描き上げることで精一杯だった。と、ヒアリングの際、殆どの受講生が口にしていた。

試験元から解答例はまだ示されていないが、これまでの考察から一応の結論としては、やはり前回示した解答例が無難だったと言えるのではないだろうか。

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