Mハウス植栽の確認

植栽の配置確認に現場へ。

シンボルツリー(ヒメシャラ)の位置決めから。
イメージより小振りな植栽だが、枝の張り方等、大きさ以外は形が良く、将来的な剪定等の手間を先延ばせると判断し、意図的に小さめにしたのだ。まずは大まかな位置に置き、建物とのバランスを考え(程よく育った大きさを頭の中でイメージし)枝振りを見ながら向きや位置を少しずつズラしながら配置を確定する。つぎは、中庭の植栽。

ここの中庭は、リビングと和室、廊下から眺められるため、四季感をより感じさせる植栽として、イロハモミジを入れることにした。施主は、リビングの延長上としての屋外ダイニングとしても利用したいとのことだったので、配置バランスを見ながら、ある程度のスペースを確保し、少し隅に寄せてみた。

玄関からLDKへアプローチする廊下から、中庭の植栽を見る。
全貌を見せずに、チラリとチョットだけ見せるイメージ。

電気工事士の資格を取ろうかと

2か月くらい前だったか
ふと、電気工事士の資格を取ってみようかと思い立つ

子供の頃、自分の家を自分で設計して、自力で造ってみたら楽しいだろうな?って、考えて、普段マンガを描いてた落書き帳に、家の間取やデザインというには、余りにもデタラメで稚拙な絵を描いていたような記憶があるのだが。

だからって、その当時の想いを一心に夢に描き、一級建築士の資格を取り設計事務所を始めたワケではないけどね  しかしながら、今の自分があるのは、そういう背景を少なからず心のどこかに引きずっていたのかも知れない。かもね。

さておき。
とにかく、自分で家を建てる時に必要な資格って何なん?
1)設計して確認申請を出すための建築士の資格とりあえず有るゾ
2)設備工事資格?ん??とりあえず不要
3)電気設備資格?ん??ん~~~!!必要!
ということで、何となく電気工事士を意識したのであった。

早速ネットで電気工事士の試験について調べてみる。
なんと~!受験資格要件なし!年齢、経験等は、特に不問

お~!誰でも受験できるって、なんという大海原のような懐の深さ。これは受けるしかないでしょ!って事で、筆記と技能での試験が年に2回あって、そのうちの上期は5月下旬。これに申込むことにした。1か月前の5月初旬から、テキストと問題集をアマゾンで注文し、学習を開始。

5月30日に、岩手大学で筆記試験を受けてきた。
当日の夜に(え?)オーム社から正答速報が出るというので(スゴイな!)自己採点してみた。結果は50問中、正解が43問(86点)電気理論に時間かけて学習したので、この分野は満点。電気理論に時間を割き過ぎて、複線図問題が中途半端になってたので、試験前夜にYouTubeの動画を観てダメ元で臨んだが、これも満点。うひょ~!!YouTubeでしっかりと学べるなんて、イマドキだなぁ。

60点で合格ということだから、とりあえず筆記はパスしたことになる。次は、1か月半後に実施の技能試験に向けて学習準備中。まずは、試験用に販売されてる工具セットと、練習用の電気器具類を購入しないと。

今まで何気に描いてた設計図書の一環である照明・スイッチ、コンセント図も、次からは施工までを意識して描けるようになった。施工レベルの意匠図はそもそも必要ないが、配線をきちっと理解した上で描けるか描けないかということは、施工側にとっては重要な事かも知れない。その辺り、いままで意識して描いたことはなかったが


筆記試験で使用した参考書と問題集。すぃ~っと合格シリーズ。おまけで、電子書籍版が期間限定だが、利用できる特典付き。これだけやってれば、全問解けるかと言えば NO!本試験で見たこともないような問題が2、3問出題された。年々出題の難易度が上がってきているらしい💦

技能試験で使用する工具一式セット
個別に買い揃えるより、一式セットになったのが面倒なくて良いかも。ホーザンのケーブルストリッパーが、3芯ケーブルにも対応してて使い易いらしい。

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Mハウス完了検査

植栽等の工事がまだ残るが、ほぼ工事が完成。

ERIに完了検査申請を提出しなくてはいけないが、工事中半でIHヒーターをガスコンロに変更したため、キッチンが火気使用室に該当し、内装制限が課せられる。予め現場と施主には仕上材は、準不燃材でと指定しておいた。

完了申請と同時に、軽微な変更説明書を作成し提出する。何も変更が無ければ、特に面倒な作業ではないが、今回は換気計算書や、その他変更部分の図面を求められるので、まぁ、ちょっと面倒な作業。体裁よく作成しないといけないので、意外と時間を取られてしまう。

検査当日。
現場に10:00とのことで、30分前に着くように向かったが、すでにERIの確認検査員が来て、建物の配置確認を行っていた(汗) たまたま現場代理人が早めに来ていたようで、対応してくれていた。24時間換気等、内部確認の対応をし、滞りなく無事検査終了。

現場最寄り駅のメッセージボード。入れ替わりでテーマが決められていて、今回は、せっかく岩手さ来たんだったら〇〇買ってって!というタイトル。

ちょ
トイレットペーパーって、
をぃ!

2級建築士製図講義

学科(構造)の通常講義はすべて消化した。

製図試験に向けての講義が、すでに3か月ほど前から始まっている。
製図は3回まで受験できるが、3回目で合格できなければ、また振り出しに戻り、学科試験から受け直さないといけなくなる。なので、相当覚悟を決めて講義に臨まなければならない。とは言え、1級の試験とはまた違った性質なので、余りギスギスするのもどうかと思い、根を詰めず、締めるところは締めるといった、ある程度の節度を保ち、講義をすすめるようにしている。

今年の製図課題は、まだ発表になってはいないが、恐らく3年に一度の頻度で出されるRC造と予想される。去年は木造2階建てだったこともあり、今年は作図要領が変わる。そのことを前提に作図を続けてきている。作図は皆、これまでしっかりと続けてきた成果もあり、休まずに講義を受けてきた受講生は、まずは設定時間内に合格レベルの図面を仕上げられるようになってきた。あとは、精度を上げる練習にシフトする。

それで、今回のテーマは、プランニング強化。
1)練習課題の接道条件を変えて、オリジナルプランの作成
2)宿題課題も同様、オリジナルプラン作成から作図まで

あとは、今年カド番(製図受験3回目)の受講生への対応をどうするか?何とか今年合格させたい。どこが不足しているのかを見極めて指導しないとイケナイことは重々承知だが、本来的にはいつも通りに試験に臨めば、合格できるレベルであるハズなのに本番でしくじる。本番では何が起こるか分からない。そういう不測の事態を、講義で疑似的につくって望ませるとか??う~ん、ソコが一番の悩みどころである。

次回講義で本人からヒアリングをし、何か作戦を練ってみようかな。

Mハウス現場

そろそろ終盤を迎えつつある工事の現場監理へ。
田園地帯にあり、どの方向からでも視認でき、奥羽山地から吹き下ろしの強風に、常にさらされるような場所に建っている。

吹きさらしの立地のため、エントランスアプローチには風除けの壁を立てており、この壁が住まいの特徴を表しているとも言える。(画像左)

エントランス側には開口部を設けておらず、正面からは中の様子が伺えない。しかし、一旦中へ入ると中庭からエントランスホールに光が降り注ぎ、低く抑えられた天井の廊下を抜けた先には、ズドンと大きな吹抜のあるLDKに至る。意図的にボリュームを抑えた空間と、吹抜のような大きく伸びのある空間とのギャップが大きいほど、その心理的作用において、たとえ小さな間取の家であっても、奥行き感や、伸びといった、通常の家では感じられないような効果が、よりリアルに生まれる。

M邸、最終完成イメージ
フォトレタッチにて、最終的な完成イメージをつくってみた。

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